前歯の歯周治療の流れ
中等度の歯周炎に罹患している患者さんです。
まず、歯周病の初期治療をしっかり行った上前歯を第一段階の仮の歯に変えていきます。
←第一段階の仮の歯
次に歯の長さをコントロールし病巣である歯周ポケットを除去すべく歯周外科処置を今回は行いました。
歯周外科処置時の写真です。
歯周外科処置後は前歯がすきます。息漏れが起きたりしますが、ここは歯茎の治りをしっかり待つためにこの段階で仮の歯を調節するのは禁物です。きれいな歯にするためにちょっと我慢の時です。
その後、歯周外科処置から前歯は6か月、奥歯は4か月ほど待って仮の歯を調節していきます。
この後、さらに仮の歯を調節していき、最終的なかぶせものに移行していきます。
今回はかぶせものは保険診療のプラスチック製のもので行いました。セラミック系の材料で行うとさらにきれいで自然観のある被せものにできると思います。
☟治療前 ☟治療後