インプラント治療とは?
歯が抜けてしまったところの骨にフィクスチャー(ネジ)を 埋め込んで、そのネジを土台にして人工の歯を装着する治療法です。
1本歯を失ったら
歯を失った場合、従来の治療法では、隣の歯を削ってブリッジにするか残っている歯にバネをかけて取り外し式の入れ歯にする方法がとられていました。
ブリッジ
義歯
インプラントの歴史
■古代ローマ時代には鉄製のインプラントが埋められた人骨が発見されている。
■1950年代にブローネマルク氏により偶然、動物実験でチタンと骨が結合することがわかった。
実際にインプラントが人に使われるようになったのは1960年代、初めてインプラントを入れた患者さんは40年以上問題なく使われて、亡くなられたそうです。現在、インプラントの10年生存率は90%以上と大変に長持ちする治療になってきています。
インプラント治療の利点
■隣同士の歯を削らずに処置ができます。
■入れ歯は入れている違和感がありますが、インプラントはほとんど違和感なく食事がとれます。
■入れ歯のように残っている歯にバネをかけないため見た目もきれいです。
■自分の歯と同程度の咀嚼効率が得られる(入れ歯は自分の歯の1/2~2/3の咀嚼効率)
■インプラントが自分の歯にかかるかみ合わせの軽減してくれるので、自分の歯を守ることができます。
インプラントの欠点
■インプラントは骨にはしっかりくっ付きますが、歯茎にはゆるくしかくっつかないため、天然歯よりも若干、感染に弱い。
■骨が少ないところにはできない場合もある。(ただし、骨が少ない場合、ソッケトリフト法、サイナスリフト法やGBR法という方法で骨を作り処置することも可能)
■全身疾患(重度の糖尿病など)がある場合、出来ない場合もあります。
インプラント治療を受ける上で大切なこと
■インプラント治療を受ける前にまず、全体的なかみ合わせの診査、歯周病検査を行いインプラント治療以外の問題点を解決した上で治療を進めることが大切です。
■歯ブラシがうまくいっていることが大切です。
■喫煙者の方はインプラントの成功率が下がります。禁煙することをお勧めします。
■術前にCT検査(3次元のエックス線)による検査で骨の状態を把握します。
■治療後はしっかりメインテナンス(3~6か月に1度)をしていきましょう
インプラントの成功率
■上の歯であれば大体8割以上、下の歯であれば9割以上の成功率が見込めます
■ただし、メインテナンスを継続して行わなかったり、喫煙者の方は10%程成功率が下がります。
患者さまの声
焼肉・干物、しっかり噛めておいしく食べられるようになりました。
「昔は入れ歯でしたが、インプラント治療を受けて、何でもおいしく食べられるようになりました。焼肉もしっかり噛めます。スポーツを観戦しながら夜、スルメなどの干物をたべています。この間、銭湯で話してて、昔にインプラント治療を受けた友達が『大事にせんといかんぞ、手入れが悪いと俺みたいに3年でダメになることもあるから・・・。スルメなんか食べてる場合じゃないぞ!』と言われましたが、全然、大丈夫ですよ(笑)。あと、インプラントを入れてからかみ合わせが良くなってゴルフの飛距離が上がったんですよ!」【臺丸谷 秀夫様】
美味しい物を美味しく食べられる事に感謝しています。
当初のイメージは高額な費用が必要だったり時間がかかったりと、インプラント治療自体に対し迷う状態でした。それからもう一つ本当に一般に言われているような効果があるのか?
治療後3年経過して思う事、確かに普通の治療よりはやはり治療費は高いと思いますが、医療控除を受ける事も出来ましたし、治療時間は少し長めに必要だったりはしたものの今まで何度も治療しては抜ける差し歯で悩まなくて済むようになりました。
何より気にせずに食べ物を美味しく食べられる事、この感覚は今までの治療にあったマイナス点を上回る事だと私は思っております。
その後も定期検診で問題ないか確認してもらい、美味しい物を美味しく食べられる事に感謝しています。
少し太りました(笑)【青木様】
お二人とも、大変に熱心に治療に協力していただき、まさに、二人三脚で治療することができ、私たちも大変に感謝しています。そして、治療をしていく上で一番頑張っているのは患者さんご本人だといつも思います。
インプラント治療や歯周病治療は時間のかかる治療です。場合によっては1年、2年かかる治療を乗り越えられて、しっかり噛める状態になってゆく患者さんの姿をみて、私たちも常に成長させてもらっています。インプラント治療は治療費も高価ですし、時間もかかる治療法です。
トータルで患者さんのメリット、デメリットを考えてよく話し合い治療法を選択していく必要があります。私たちは、まず、患者さんの話をよく聞くことを大切にしています。
そして、今、患者さんに何が必要なのか今後のために何すべきなのか、しっかり話し合いともにゴールを決めていく姿勢を大切にしています。そして、一人でも多く患者さんの生活の質の向上に努めていきたいと考えています。
インプラント治療
奥歯を失ったら
インプラント
外科処置をしてインプラントを埋入します。
ブリッジ
両隣に歯が無い場合、ブリッジはできません。
義歯
両隣の歯にワイヤーがかかります。取り外し式になります。
奥歯へのインプラント
骨が少ない場合①
歯槽骨が吸収し、上顎洞が下がっています。このままではインプラントが突き抜けてしまうためインプラントはできません。
上顎洞が上に押し上げられ、インプラントを埋入するスペースができました。骨の材料も充填されているのでインプラントは安定します。
ソケットリフト方法
歯肉を切開します。
骨をドリルで切削します。
上顎洞の壁を押し上げます。
骨の材料を充填します。
インプラントを埋入します。
骨が少ない場合②
インプラントを支えるための歯槽骨が十分でないためインプラントはできません。
インプラントを支えるための歯槽骨が作られました。インプラントを埋入する事が出来ます。
GBR法
歯の状態が良くないため、歯を抜きました。
歯肉を切開し、骨の材料になるものをのせます。
骨の再生を助ける膜をおきます。
歯肉を縫合します。
インプラントを埋入します。
治療後
BEFORE・AFTER
診療時間・休診日
PM 14:00~ PM 18:00
診療時間・休診日
月・火・水・金曜日 |
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AM 9:30 ~ PM 13:00 PM 14:00~ PM 18:00 |
土曜日 |
AM 9:00 ~ PM 14:00 |
日曜・祝日・木曜 |
休診(祝日のある週の木曜日は診療日) |